INTERVIEW『人』を知る

内装デザイン

Haruyama Daiki

春山 大輝

飲食店プロデュースのプロになる

2015年 入社

(株)スタジオテンポス

内装のみならず飲食店の経営相談にものれるよう知識と技術を磨く。入社1年目 テンポス大宮店配属、入社3年目 スタジオテンポスへ異動

―今まで1番辛かった出来事は何ですか?

板橋のおにぎり屋さんの工事をしていた時のことです。初回の打合せの時からお客様の渡部様と鈴木様とは意気投合しており、図面や見積の話も順調に進み、とても良い雰囲気で着工しました。ですが、工事が終盤に差しかかりお客様が現場に来た時に大変お叱りを受けてしまいました。厨房壁面に貼ったステンレスが想像していたものとは違う、という事が原因でした。一言にステンレスと言っても磨きや成分によって、その種類は200を超えると言われます。しかし私は、お客様に確認することなく厨房で一般的に使われている数種類のステンレスから自らの判断だけで選定してしまいました。
お客様は、前職でゼネコンの会社でお仕事をされており、その時のイメージと私の判断との間にギャップがあったことから生じたトラブルでした。契約時、手を合わせて円陣を組むほどに距離が近かったお客様なだけに、スタジオテンポス1年目の私には堪えるものがありました。貼り直すご要望も受けたのですが、剥がしてもう一度貼り直すには材料費と人件費が倍以上かかってしまう赤字工事でしたので、それは双方避けたく誠心誠意対応するということで折り合いがつきました。その内容は、余ったステンレスを元々貼る予定のなかった厨房の作業壁面に目線の高さまで貼ることでした。
当然、元々予定のない工程でしたので、その予算を見込んで契約していなかった私は職人さんに頼む事もできず、自分の手で貼ることにしました。ですが、結果的に不慣れな私の手つきを見かねた職人さんが「やれやれ」と言いながら手伝ってくれました。この時は本当に有難かったです。最終的にはなんとかお客様の納得のいく形でお引き渡しをすることができました。
内装業は物販と違い、形の無いものをご提案し、お店を創り上げていく仕事です。それだけに打合せでは、お客様のイメージと私達側が普通だと思っていることとのギャップをどれだけ埋められるかが大切なんだと、この時痛感しました。

―現在どのような仕事をしているときが楽しいですか?

「飲食店を数年に渡って営業することが難しい」というのは、街中で次々と閉店しているお店があることからもわかると思います。継続して何年も飲食店を営業し続けるということはとても素晴らしいことです。しかしお店を10年も営業していると、お店側にもたくさんの悩みが出てきます。
例えば壁紙の色がくすんでしまったのでキレイにしたい、トイレが壊れたので新しくしたい、デザインを一新してリニューアルしたい等、いろいろあります。スタジオテンポスでは、お店を一から立ち上げる新装工事はもちろん、先に述べたような悩みを抱えているお客様の改修工事も請け負っています。新装工事は何度も何度も打合せを重ねますので、事業を一緒に立ち上げているという気持ちが生まれ、とてもやりがいのある仕事です。
一方改修工事は、悩みを抱えるお客様と既存店がもっと良くなっていくことを一緒になって考えるのでとても楽しい仕事です。スタジオテンポスには「やりがいがある」「楽しい」と思える仕事に沢山出会えます。

―なぜ入社しようと思ったのですか?

飲食店が好きだったからです。学生時代はサークルに4つ入りながら、アルバイトで飲食店に週4日、忙しい時は週7日働いていました。多業態で系列店をいくつか持っている会社だったので、イタリアンから居酒屋、鍋屋、結婚式場のレストラン等のキッチンやホールスタッフ、バーカウンターと、幅広く働かせていただきました。
そんな経験から飲食店に関われる仕事をしたいと思う中、就職活動をしている際にたまたまスタジオテンポスを見つけました。哲学を学んでいた大学生だったので、全く畑違いの内装業だったのですが、モノ作りが昔から好きだったことと、私を飲食人として育ててくれたかつてのアルバイト先に、内装の側面から恩返しができる日が来るのでは、と思い入社しました。

―テンポスに入社して良かったと思うところは何ですか?

グループ会社が多いので、様々な知識が色々な所から入ってくることです。
グループ会社の先輩と一緒に営業に行った際は、ウンウンと感心して頷いているお客様の横で、私も同じようにウンウンと頷いています。同期も各社にたくさんいます。
同期のお客様のお店に一緒に食事に行った際は、オーナー様から手掛けた仕事を説明してもらうこともあります。
そこで身につけた知識をもとにお客様に商品やサービスを提案し、喜んでいただけることも嬉しいですね。

―3年後どのような姿になっていたいですか?

この仕事をしていると、覚えなければならないことがたくさんあります。
電気やガス、水道、等の設備の知識や、大工さんの仕事についての知識は、仕事をする上でもちろん必要不可欠です。特に、我々は飲食店に特化した内装デザイン設計施工会社ですので、飲食店がどのようにして料理を作るのかなど『飲食店の知識』も必要です。これに加えて不動産の知識や資金の知識もお客様と話していく中で必要を感じる場面も多くあります。
3年後に何もかもが分かっている人間になつ、というには難しいことですが、お客様に「この人と話していると飲食店を経営する上でメリットがある」と思ってもらえるような人になりたいと思っています。

―プライベートでは先輩・後輩・上司とどのような交流がありますか?

スタジオテンポスは、月に1~2回、『飲食店勉強会』と称して飲み会に行きます。
先輩や上司が手掛けたお店に行ったり、話題のお店に行ったりします。お客様のお店では、飲みながらこだわったところや難しかったところの話で盛り上がります。
繁盛店に行けば、なぜこのお店が流行っているのかを皆で一緒考えます。
大概、飲み会の後半に話したことや上司のありがたいお言葉などは、酔っ払ってしまって次の日には殆ど覚えていないのですが、私にとっては楽しく大切な時間です。

―同期と一緒に仕事をしたエピソードを教えてください。

同期とは、2ヶ月に1回程飲みに行きます。新卒の頃からLINEでグループを作っていました。残念ながら辞めてしまった同期も、LINEではつながっているので、未だに一緒に飲みに行っています。当初は飲み会の幹事を当番制にしていたのですが、最近では私と同じスタジオテンポスの同期が幹事をしています。
おそらく、スタジオテンポスは飲食店内装のプロ集団であり、飲みたがりプロ集団でもあるのだと思います。

―どのような職歴ですか

1年目:大宮店販売員、2年目:大宮店販売員、3年目:スタジオテンポス、4年目:スタジオテンポス 1,2年目は大宮店で販売員をする中でスタジオテンポスだけでは学べない細かい備品関係や年間周期で季節物など飲食店オーナーから求められることに応える修行期間でした。

一日の流れ

8:00~10:00 現場直行、職人指示出し
11:00 帰社、見積、図面作成、工事手配等
12:00~13:00 昼食
14:00 新規案件現場調査
15:00 お客様ご要望ヒアリング、打合せ
18:00 帰社 見積、図面作成、工事手配等
20:00 飲食店勉強会(飲み会)

フードビジネスプロデューサーを目指す、テンポスグループの新卒採用。